スマホの機種変更を重ねるうちに、自宅に使っていないスマホがいくつもたまっていないでしょうか。
iPhoneだけでなく、昔使っていたAndroidスマホもそのまま保管していると、バッテリーが劣化して買取価格が下がってしまいます。
スマホの買取サービスは、家電量販店やリサイクルショップ、オンライン専門の宅配買取など種類が多く、査定基準やキャンペーン内容も業者によって大きく異なります。どこにスマホを出すかによって、同じ機種でも買取価格に数千円〜数万円の差が生じることもめずらしくありません。
本ページでは、数あるスマホ買取サービスの中から信頼性と実績を重視しておすすめ業者を厳選し、特徴や査定のポイント、iPhone・Androidの買取相場の目安までをまとめてご案内します。古いスマホや買い替え前のiPhoneをできるだけ有利な条件で売りたい方が、安心して業者を選べるようにすることが目的です。
「スマホを売るならどこがいいのか」「壊れた端末でも買取対象になるのか」「査定額を少しでも上げるにはどうすればよいか」といった疑問を解消しながら、手元のスマホをスムーズに現金化できるよう、基本から順に整理していきます。
スマホ買取おすすめ業者の比較一覧
まずは、代表的なスマホ買取サービスを一覧で把握できるように、人気と実績があり、情報が取りやすい業者を中心にピックアップしました。
宅配中心のスマホ買取サービスと、全国に店舗を持つチェーンを組み合わせておくと、読者が自分に合った「スマホ買取の選び方」をイメージしやすくなります。
※ここでは、スマホやiPhoneの買取をメインで行っていて、手数料や査定の仕組みが分かりやすいサービスを中心にまとめています。
スマホ買取おすすめ業者 比較表
| 業者名 | 主な買取方法 | 特徴・おすすめポイント | ジャンク・古いスマホ | 手数料・送料など | 向いている人のイメージ |
|---|---|---|---|---|---|
| スマホ高く売れるドットコム | 宅配・店頭・出張 | 東証プライム上場企業グループが運営。累計利用者数700万人以上。スマホやiPhoneの専門スタッフがデータ消去まで対応。全国どこからでもスマホを送って査定できる総合タイプの買取サービス。 | 画面キズや古い機種も対象。状態によって査定額が変動するものの、機種ごとの買取実績が豊富。 | 送料・振込手数料・査定料などは無料。宅配キットも用意されており、スマホを詰めて送るだけで買取を進められる。 | スマホやiPhoneをまとめて送りたい人、データ消去をプロに任せたい人、宅配・店頭・出張の中から買取方法を選びたい人 |
| mmoba買取(エムコム) | 宅配 | スマホ・タブレット専門の宅配買取サービス。査定スピードの早さが強みで、法人のスマホ買取にも対応。オンライン申し込み後に端末を送るだけで査定が完了する。 | 壊れたスマホの買取にも積極的で、動作不良や画面割れがある端末も査定対象になる。 | 宅配キット・送料・振込手数料が無料のプランを用意。スマホが到着してから査定完了までの流れが分かりやすく、手続きもシンプル。 | 自宅からスマホを発送して査定してほしい人、壊れたスマホを売りたい人、スピード重視で買取を進めたい人 |
| PRICE BASE スマホ買取 | 宅配 | スマホの宅配買取に特化し、ジャンク品の買取にも対応しているサービス。画面割れやボタン不良などがあっても買取可能なケースが多く、「壊れたスマホも売りたい」人向けの選択肢として使いやすい。 | ジャンク品の買取可。iPhone・Androidの幅広い機種を扱っており、状態ごとに査定基準が用意されている。 | 宅配キットや送料が無料のキャンペーンを実施していることが多い。査定結果を確認してから買取可否を決められるので、査定額に納得してから売りやすい。 | 壊れたスマホ・古いiPhoneを含めてまとめて送りたい人、ジャンク品でもできるだけ高く売りたい人 |
| ネットオフ スマホ買取 | 宅配 | 本・DVDなどの総合買取で知られるネットオフが運営するスマホ買取サービス。多少のキズがあっても金額保証があるプランや、まとめ売りで買取金額アップなど、スマホを複数台持っている人に向いた仕組みが整っている。 | キズありのスマホや古い機種も対象。複数台のスマホやタブレットをまとめて査定すると、合計の買取金額が上乗せされるキャンペーンもある。 | 宅配キット・送料・査定料などが無料。申し込み→梱包→集荷→査定→入金まで、宅配だけで完結する。 | 本やゲームと一緒にスマホも売りたい人、家の不用品をまとめて買取に出したい人、スマホを複数台まとめて処分したい人 |
| おいくら(一括査定サービス) | 宅配・店頭・出張 | 複数のスマホ買取店に一括で査定依頼できる比較サービス。スマホの型番や状態を入力すると、複数業者から査定結果が届き、買取価格・買取方法・店舗の場所などを比較しながら、条件のよいスマホ買取店を選べる。 | 店舗ごとにジャンク可否は異なるが、壊れたスマホや古いiPhoneに対応している買取店も多い。 | サービス利用料は無料。送料・振込手数料は各買取店ごとのルールに従う形になるため、スマホ査定額だけでなく手数料も含めて比較するのがおすすめ。 | スマホやiPhoneを少しでも高く売りたい人、複数社の査定額を比較して納得してから買取店を選びたい人 |
| 買取王子 | 宅配 | スマホ・タブレットを含むさまざまな品目を宅配でまとめて買取している総合サービス。箱にスマホやiPhoneを詰めて送るだけで査定が完了し、申込み〜入金までの手続きがシンプル。まとめ売りで買取金額アップのキャンペーンもある。 | 古いスマホも含めて幅広いジャンルを取り扱っており、家電や本と一緒に送りやすい。 | 送料・査定料・振込手数料が無料。輸送保険が付いているので、スマホを複数台まとめて送る場合も安心感がある。 | スマホやiPhone以外の不用品もまとめて処分したい人、宅配だけでスマホ買取を完結させたい人 |
| ゲオ(ゲオの買取・ゲオモバイル) | 店頭・宅配 | 全国に1,000店舗以上ある大手チェーン。スマホやiPhoneの買取に加えて、中古端末の販売も行っているため、店舗でそのままスマホを下取りに出し、新しい端末へ買い替える流れも作りやすい。 | 状態によって査定額は変わるが、画面キズや経年劣化があるスマホでも対象になる店舗が多い。 | 店頭持ち込みなら、その場で査定・現金受取ができることが多い。宅配買取も用意されており、送料負担なしのサービスが中心。 | 店舗でスマホ査定を受けたい人、中古スマホへの買い替えも同時に検討している人、近所にゲオ店舗がある人 |
比較表の活かし方(この章の狙い)
この章では、スマホ買取サービスごとの「査定の特徴」と「使いやすさ」が一目で分かるように整理しています。
- 「宅配で完結させたい」「iPhoneもAndroidもまとめて送りたい」
- 「壊れたスマホや古いスマホも買取してほしい」
- 「近くの店舗でスマホ査定を受けたい」
といったニーズごとに、どのスマホ買取サービスが候補になるかをイメージできるようにしておくと、この後のランキングパートや「スマホ査定のポイント」「iPhoneの買取相場」の説明にもスムーズにつながります。
次のパートでは、ここで取り上げたスマホ買取サービスを含めながら、スマホ買取おすすめ業者をランキング形式でより詳しく紹介する構成にしていきます。
スマホ買取おすすめ業者ランキング
ここでは、スマホやiPhoneを売りたい方が選びやすいように、総合力(安心感・スマホ買取実績・査定スピード・利用しやすさ)を軸にして、おすすめのスマホ買取サービスを紹介します。
他社の比較記事やランキングでも上位に挙がることが多いサービスを中心に、宅配買取・店頭買取・一括査定サービスなどを組み合わせています。
1位:スマホ高く売れるドットコム
(マーケットエンタープライズ)
スマホ高く売れるドットコムは、総合買取サービス「高く売れるドットコム」グループが運営する、スマホ・iPhoneに強い専門サービスです。
主な特徴
- 宅配・店頭・出張の3つの買取方法に対応しており、スマホを送る・持ち込む・自宅で査定してもらうなど、自分に合った方法を選べる。
- 査定料・宅配料・出張料などが無料で、スマホの査定依頼自体に費用はかからない。
- 市場価格のデータをもとにした査定システムを採用しており、iPhoneを含む人気スマホを中心に安定した買取価格が期待できる。
スマホ買取・査定のポイント
- webや電話で事前査定をしてから、スマホを発送・持ち込みできるため、ある程度の買取価格を確認した上で申し込める。
- iPhoneは最新モデルから数年前の機種まで幅広く対象で、SIMフリーモデルやキャリア版も査定対象。
- 画面キズや使用感があるスマホでも、状態に応じて買取価格をつけてもらえる。
こんな人におすすめ
- スマホやiPhoneを1台〜数台まとめて売りたい方
- 宅配・店頭・出張のどれが良いか比較しながら選びたい方
- スマホのデータ消去まで含めて、安心して任せたい方
2位:mmoba買取(エムコム)
mmoba買取は、スマホ・タブレットに特化した宅配買取サービスです。スピードと手続きの分かりやすさが評価されており、ランキングで上位に掲載されることも多くなっています。
主な特徴
- スマホやiPhoneを宅配買取専用で受け付けており、オンラインから申し込んでスマホを送るだけで査定が完了。
- 法人・個人問わず利用できるため、スマホを複数台まとめて売りたい場合にも使いやすい。
- 査定料・送料・振込手数料などが無料の条件になっているプランが多く、スマホの査定から入金まで費用面の負担が少ない。
スマホ買取・査定のポイント
- 事前に目安となる買取価格を確認しやすく、査定結果が出るまでの流れもシンプル。
- iPhoneに限らず、Androidスマホ(Pixel・Xperia・Galaxy・AQUOSなど)にも対応。
- 壊れたスマホや古いスマホの査定にも前向きで、他社で断られた端末でも相談しやすい。
こんな人におすすめ
- 自宅からスマホを送って、非対面で買取を完結させたい方
- 古いスマホや故障したスマホの査定先を探している方
- 複数台のスマホを一度に査定してもらいたい方
3位:ネットオフ スマホ買取
ネットオフは本・ゲーム・家電などの宅配買取で有名なサービスですが、スマホ買取でもランキング上位に入っています。
主な特徴
- スマホやiPhoneの事前買取価格をサイトで確認しやすく、目安価格を見てから申し込める。
- 宅配キットや送料が無料で、スマホを箱に入れて送るだけで査定まで進む。
- スマホ以外の品物と一緒に送れるため、「本やゲームとまとめて売りたい」ときに便利。
スマホ買取・査定のポイント
- iPhoneや主要Android機種について、モデル別の上限買取価格を公開しているため、査定前に相場感をつかみやすい。
- まとめ売りキャンペーンを実施していることが多く、スマホを含む複数ジャンルの買取で合計金額アップが期待できる。
こんな人におすすめ
- スマホと一緒に家の不用品も送って買取してほしい方
- 事前にiPhoneの買取相場を確認し、安心して査定に出したい方
4位:PRICE BASE スマホ買取
PRICE BASEは、スマホの宅配買取とジャンク品の買取に強いサービスです。壊れたスマホや古いスマホも含めて売りたい方に向いています。
主な特徴
- スマホ・iPhoneを宅配で受け付けることに特化しており、オンラインから申し込んで梱包キットを取り寄せ、スマホを送る流れ。
- 画面割れ・ボタン不良・液晶不良など、ジャンク扱いになるような状態のスマホも買取対象。
スマホ買取・査定のポイント
- iPhone・Androidのモデルごとに査定基準があり、状態に応じて査定額が変わる。
- 査定結果を確認してから買取の可否を決められるため、査定額に納得できない場合はキャンセルもしやすい。
こんな人におすすめ
- 画面割れなど、壊れたスマホを含めて宅配で送りたい方
- 古いiPhoneやAndroidをジャンク品としてでも手放したい方
5位:おいくら(スマホ買取の一括査定サービス)
おいくらは、スマホ買取に特化した店舗だけでなく、リサイクルショップや総合買取店など多数の加盟店へ一括査定できるプラットフォームです。
主な特徴
- 全国約1,000店舗の加盟店へ、スマホの買取査定を一括で依頼できる。
- スマホの型番・状態を入力すると、複数の買取店から査定結果が届き、買取価格や条件を比較して選べる。
スマホ買取・査定のポイント
- 一括査定なので、同じスマホでもどの買取店が一番高いかを確認しやすい。
- iPhoneの査定に強い店舗、Androidに強い店舗など、それぞれの得意分野を比較しながら選べる。
こんな人におすすめ
- スマホを少しでも高く売るために、複数社の査定額を比較したい方
- 近所の店舗と宅配買取の両方を候補に入れたい方
6位:買取王子
買取王子は、年間数百万点規模の査定実績を持つ総合宅配買取サービスで、スマホやiPhoneも対象になっています。
主な特徴
- スマホ・タブレットに加え、家電・本・ゲームなど多くのジャンルを同梱できる。
- 壊れたスマホや古いスマホにも対応しており、ジャンク品の査定にも積極的。
- 宅配キット・送料・査定料・振込手数料が無料で、輸送保険も付帯している。
スマホ買取・査定のポイント
- iPhoneやAndroidを含めて複数台送る場合に利用しやすい。
- スマホ以外も同梱しやすいので、引っ越しや片付けのタイミングで使うケースが多い。
こんな人におすすめ
- スマホだけでなく家の不用品もまとめて送りたい方
- 壊れたスマホを含めて「全部まとめて査定してほしい」方
7位:ゲオ(ゲオの買取・ゲオモバイル)
ゲオは、全国に店舗網を持つ大手チェーンで、店頭と宅配の両方でスマホ買取を受け付けています。
主な特徴
- 店頭買取では、その場で査定・現金受け取りができるため、スマホをすぐにお金に換えたいときに便利。
- ゲオモバイルでは中古スマホ販売も行っているため、買取したスマホから別の端末へ買い替える流れも取りやすい。
スマホ買取・査定のポイント
- iPhone・Androidともに主要機種の買取に対応。店舗によっては、付属品なしでも査定対象になる。
- 宅配買取では、当日集荷や送料負担なしなど、利用しやすい条件が用意されている。
こんな人におすすめ
- 近所の店舗でスマホ査定を受けたい方
- スマホを売ると同時に、中古スマホへの買い替えも検討している方
8位:モバゾウ(壊れたスマホ・ジャンクに強い)
モバゾウは、壊れたスマホやiPhoneの買取に力を入れている専門サービスです。
主な特徴
- 画面割れ・水没・動作不良など、ジャンク扱いのスマホでも買取対象。
- 宅配・店頭の両方に対応しており、オンライン査定で目安の買取価格を確認してから申し込める。
スマホ買取・査定のポイント
- iPhoneのジャンク品に関する買取実績が多く、状態が悪いスマホを手放したいときの候補になる。
- 宅配キットを利用することで、壊れたスマホを安全に発送しやすい。
こんな人におすすめ
- 画面割れ・水没など、壊れたiPhoneやスマホを売りたい方
- ジャンクスマホの買取に特化したサービスを使いたい方
スマホ買取価格が変わる主な査定ポイント
同じスマホでも、査定に出したときの状態によって買取価格が大きく変わることがあります。ここでは、多くのスマホ買取店が実際にチェックしている代表的なポイントを整理しながら、どこに気を付けると査定額が上がりやすいかを見ていきます。
3-1. 本体のキズ・汚れ・割れ
もっとも分かりやすい査定ポイントが、本体や画面の状態です。
- 画面に目立つキズがない
- 背面やフレームに大きなヘコミがない
- ガラス割れ・液晶漏れ・タッチ不良がない
こうした状態のスマホは「美品」「良品」と判断されるため、査定額が高めに出やすくなります。逆に、画面割れ・ヒビ・背面割れなどがあると、端末としては問題なく動作していても買取価格が下がりやすく、状態によってはジャンク扱いになるケースもあります。
査定前にできる対策
- 本体をやわらかい布で軽く拭き、皮脂汚れやホコリを落としておく
- カバーを外して、目立つキズがないか一度確認しておく
見た目がきれいなスマホほど印象も良くなり、同じ機種でも評価が変わりやすい部分です。
3-2. バッテリーの状態(特にiPhone)
近年のスマホ査定では、バッテリーの劣化具合も重要なポイントです。
iPhoneの場合は、「設定」→「バッテリー」→「バッテリーの状態と充電」で最大容量を確認できます。この値が大きいほど、バッテリーが新しい状態に近いと判断されます。
- 最大容量 90〜100% … 良好な状態
- 最大容量 80%前後 … 一般的な中古レベル
- 最大容量 70%台以下 … 劣化が進んでいると判断されることが多い
最大容量が低いと「バッテリー交換が必要」と見なされ、査定額にマイナスが入るケースが多くなります。
iPhoneだけでなく、Androidでも「バッテリーの健康状態」を確認できる機種では、同様の基準でチェックしている買取店があります。
3-3. 動作状況(電源・タッチ・カメラなど)
査定の際には、スマホが正常に動くかどうかも細かく確認されます。特に次の項目は、問題があると査定額への影響が大きい部分です。
- 電源が入るか、再起動を繰り返さないか
- タッチパネルの反応に不具合がないか
- 通話・スピーカー・マイクに問題がないか
- カメラ(前面・背面)が正常に動作するか
- Wi-Fiやモバイル通信が問題なく使えるか
これらの機能に不具合があると、修理費用が前提となるため、買取価格が下がりやすくなります。電源が入らない・動作確認ができない場合は、ジャンク品としての査定になるケースも多いです。
3-4. SIMロック解除の有無
以前はキャリアごとにスマホの利用制限がありましたが、最近はSIMロック解除されたスマホのほうが、他のユーザーにとって使いやすく、買取店でも評価が高くなりやすい傾向があります。
- SIMフリー端末
- 公式にSIMロック解除済みのキャリア端末
これらは、利用できる回線の自由度が高い=再販しやすいため、同じモデルでも買取価格が優遇されることがあります。
まだ解除していない場合は、各キャリアのマイページや店頭で手続きできることが多いので、可能であれば事前に済ませておくと良いポイントです。
3-5. ネットワーク利用制限・残債の有無
スマホ買取では、「ネットワーク利用制限」と呼ばれる項目も重要です。
- 端末代金の分割払いが終わっているか
- 不正契約や料金未払いによる利用制限がかかっていないか
といった情報を、端末ごとの製造番号(IMEI)から確認している買取店が多くなっています。
- 利用制限なし(○判定) … 問題なく通常査定
- 将来制限の可能性あり(△判定) … 買取可能だが、金額に影響する場合あり
- 制限あり(×判定) … 買取不可、もしくはジャンク扱い
分割払い中のスマホでも買い取る業者はありますが、ルールが細かく分かれているため、査定前に各社の案内ページを確認しておくと安心です。
3-6. 付属品・外箱の有無
スマホ本体だけでなく、付属品の有無も査定額に影響します。
- 外箱
- 充電ケーブル・アダプター
- 純正のイヤホン
- 説明書・SIMピン
これらがそろっていると、再販時に「一式そろった中古品」として売り出しやすいため、査定額がプラスになるケースがあります。一方で、付属品がまったくない場合でも買取自体は可能ですが、評価は控えめになりがちです。
3-7. ストレージ容量・機種・発売年
同じシリーズでも、
- ストレージ容量(64GB/128GB/256GBなど)
- モデル(Pro・無印・mini・Plusなど)
- 発売年・世代
によって、スマホの市場価値は大きく変わります。
たとえばiPhoneでは、最新世代に近いモデルほど買取価格が高く、容量が大きいモデルのほうが査定額も高くなりやすい傾向があります。逆に、発売から年数が経過したシリーズは、まだ使える状態であっても、総合的な相場が徐々に下がっていきます。
3-8. データ消去・初期化の状態
多くの買取店では、買取後に自社でもデータ消去を行いますが、査定前に自身で初期化をしておくことが基本になっています。
- iPhoneの場合:iCloud・Apple IDのサインアウト、探す機能のオフ
- Androidの場合:Googleアカウントの削除、端末のリセット
これらが完了しておらず、アカウントが残ったままの状態だと、査定・買取の手続きがいったん止まってしまうこともあります。スムーズに査定を進めるためにも、店舗や宅配買取サービスの案内に沿って、事前準備を済ませておくと安心です。
iPhone・Androidの人気機種別 買取相場の目安
ここでは、スマホを売るときに特に気になる「いま、どれくらいの買取価格になるのか」というポイントを、代表的な機種ごとにイメージできるよう整理していきます。
実際のスマホ買取価格は、為替や在庫状況、新機種の発売タイミングなどで日々変わるため、ここでは相場の目安ゾーンとしてとらえてください。
※金額帯は、国内のスマホ買取店やフリマ相場で公開されている例をもとにした「よく見られるレンジ」のイメージです。
4-1. iPhoneシリーズの買取相場イメージ
まずは、スマホ買取の中心となるiPhoneから見ていきます。
現行〜2〜3世代前のモデルは、買取市場でも特に動きが活発です。
最新〜2世代前のiPhone
おおよそのイメージは、次のような価格帯になりやすいです(容量や状態により大きく変動します)。
- iPhone 16 / 16 Pro 系
- まだ発売から日が浅い段階では、新品同様・未使用品にかなり近い水準で買取されやすいゾーンです。
- iPhone 15 / 15 Pro / 15 Plus / 15 Pro Max
- 状態が良い・容量大きめの場合、中古スマホ販売価格の6〜7割前後を狙えることが多く、人気カラーや大容量モデルは評価が高くなりやすいです。
- iPhone 14 / 14 Pro 系
- スマホとしての性能も十分高く、中古需要も強い機種です。状態が良好であれば、まだまだスマホ買取店でも高めの査定が期待できます。
※目安感として、
「最新フラッグシップの中古販売価格が10万円台後半〜20万円台」のクラスでは、状態が良いと数万円〜10万円超えの査定レンジに入ることもあります。
ミドルレンジ世代・SEシリーズ
- iPhone 13 / 13 mini / 13 Pro 系
- 日常利用にはまったく問題がないスペックで、まだまだ人気の世代です。
- iPhone 12 / 12 mini / 12 Pro 系
- 5G対応が欲しいユーザーに根強い需要があり、状態が良ければ「お手ごろな5G iPhone」として流通し続けています。
- iPhone SE(第2世代・第3世代)
- コンパクトなiPhoneを好むユーザー層に人気があり、容量や状態次第で、価格帯のわりに買取価格が安定しやすいモデルです。
この世代以降になると、
状態やストレージ容量にもよりますが、数千円〜数万円台前半のゾーンで査定されるケースが多くなってきます。
古いiPhone(〜11以前)のイメージ
- iPhone 11 / 11 Pro 系
- まだ使えるが、現行世代と比べると一段価格が下がってくるレンジです。
- iPhone X / XR / XS 系、8 / 8 Plus など
- OSのサポート状況やバッテリーの劣化度合いにより、ジャンク寄りの価格帯に近づいていく印象です。
- 外観と動作が良好であれば、サブ機向け需要や海外向け需要で一定の値が付くケースもあります。
この辺りは、
- 「動作品としてまだ出せるか」
- 「ジャンク扱いで部品取り前提になるか」
で買取価格の差が出やすいゾーンです。
4-2. Android人気機種の買取相場イメージ
Androidはメーカー・機種によって相場のばらつきが大きいため、人気ブランドごとのイメージで押さえておくと分かりやすくなります。
Google Pixel シリーズ
- Pixel 9 / 8 / 8 Pro など
- カメラ性能・OSアップデートの長さから人気があり、現行〜1世代前はスマホ買取店でも比較的評価が高いレンジです。
- Pixel 7 / 7a / 6a など
- コストパフォーマンスの良いモデルとして人気で、通信会社経由の販売も多かったため、中古市場の流通量も豊富です。
Pixelの場合、
新しめの世代・状態良好・大容量モデルほど、数万円台前半〜中盤の査定に乗ってくるイメージがあります。
Xperia・AQUOS・Galaxy など
- Xperia(特に上位モデル)
- カメラと音へのこだわりが強いユーザーに根強いファンがいるため、ハイエンドモデルは比較的安定した価格帯に。
- AQUOS シリーズ
- キャリアでの取り扱い台数が多く、ミドルレンジモデルを中心に中古需要も一定数あります。
- Galaxy シリーズ
- 上位モデル(Sシリーズ・Noteシリーズなど)は、iPhoneの対抗馬として高い人気があり、状態が良好であれば高い査定が見込めるゾーンです。
Android全体としては、
同じ世代で比べた場合、iPhoneよりも値下がりが早い傾向があり、1〜2世代前あたりから相場の下がり幅が大きくなることが多くなります。
4-3. 売るタイミングによるスマホ買取相場の変化
スマホの買取相場は、売るタイミングでも変わります。
- 新機種の発表・発売直後
- ひとつ前の世代のiPhoneや、対抗するAndroid上位モデルが一段階値下がりすることが多いです。
- 発売から少し時間が経った頃
- 新機種の初期プレミアが落ち着き、前世代のスマホ買取価格も安定してくるタイミングです。
- 数年経過した頃
- バッテリー劣化やOSサポートの問題が出てきやすく、買取店でも在庫リスクを見込んだ価格に調整されやすくなります。
「買い替えを考え始めたときに、できるだけ早めに査定に出す」という動きが、結果的にスマホ買取で損をしにくいパターンです。
4-4. 買取相場をチェックするときの注意点
スマホ買取店や比較サイトで相場を確認するときは、次のポイントも同時に見るようにすると安心です。
- 表示されている金額が「最大価格」なのか、「平均的な査定額」なのか
- ストレージ容量(例:128GB / 256GB)が、手元のスマホと同じかどうか
- 状態の基準(未使用品/新品同様/美品/良品/ジャンクなど)の定義
スマホの買取価格は、査定条件をそろえて比較することが重要です。
同じ「iPhone 15」でも、容量や状態、ネットワーク利用制限の有無によって、査定結果は大きく変わります。
壊れたスマホ・古いスマホは売れる?ジャンク品買取のポイント
「画面が割れているスマホ」「電源が入らないスマホ」「かなり古いiPhone」など、いわゆるジャンク品のスマホでも、買取を受け付けている業者は少なくありません。状態によっては、思った以上の金額でスマホ買取が成立するケースもあります。
ここでは、壊れたスマホを買取に出すときの考え方と、査定でチェックされやすいポイントを整理します。
5-1. 壊れたスマホが買取対象になる理由
壊れたスマホは、次のような目的で部品取りや再生品の素材として活用されます。
- 画面・基板・カメラなど、まだ使える部品だけを取り出して再利用する
- 修理用パーツとして在庫し、別のスマホの修理に使う
- 海外向けにジャンク品として販売する
このため、
- 最新〜1世代前のiPhone
- 比較的新しいAndroid上位モデル
などは、画面割れや一部機能不良があっても、ジャンク品としての需要があり、スマホ買取店でも積極的に査定しているところがあります。
5-2. 壊れていてもスマホ買取の対象になりやすいケース
壊れたスマホの中でも、次のような状態は、ジャンク品として査定がつきやすいパターンです。
- 画面割れ(ガラス割れ)だが、電源は入る
- 液晶に線・にじみ・タッチ不良があるが、動作は確認できる
- バッテリーの劣化で持ちが悪いが、利用自体は可能
- ボタン不良(ホームボタン・音量ボタンなど)がある
- 外装に大きなキズ・ヘコミがある
このようなスマホは、通常の中古品より査定額は下がるものの、部品利用を前提とした買取が行われることが多くなります。
一方で、
- 基板故障により完全に起動しない
- 水没で内部が大きく損傷している
- 分解歴があり、部品が欠けている
といったケースは、スマホ買取自体が難しくなる、もしくは非常に低い金額にとどまることがあります。
5-3. 壊れたiPhone・Androidのスマホ買取で注意したい点
壊れたスマホを買取に出す際は、通常のスマホ買取以上に確認しておきたい項目があります。
ネットワーク利用制限・残債
- 分割払いが残っている端末
- 料金未払いなどでネットワーク利用制限(いわゆる「赤ロム」)がかかっている端末
は、スマホ買取を断られる、もしくは大きく減額されるケースがあります。
壊れたiPhoneの場合でも、IMEI(製造番号)を使って、キャリアのサイトでネットワーク利用制限の状態を確認できます。
アクティベーションロック・各種アカウント
- iPhoneの「iPhoneを探す」がオンのまま
- Apple ID・Googleアカウント・その他アカウントが残った状態
では、スマホ買取や査定が進められないことがあります。特に壊れたiPhoneは、事前にアクティベーションロック解除・iCloudログアウトができているかどうかで、受け付け可否や買取額が変わりやすくなります。
5-4. 壊れたスマホを少しでも高く売るコツ
壊れているスマホでも、次の点を押さえることで、査定額の条件を少し良くできるケースがあります。
- 状態を正直に伝えて事前査定してもらう
- 画面割れ・ボタン不良・バッテリーの状態などをできる範囲で具体的に伝え、オンライン査定で事前に目安額を確認します。
- 複数のスマホ買取業者を比較する
- ジャンク品に積極的な業者、iPhoneジャンク専門店、Android故障機種に強い業者など、それぞれ得意分野が異なります。
- 付属品が残っていれば一緒に出す
- 外箱・ケーブルなどが残っている場合、ジャンクでも一部プラス評価になることがあります。
- ジャンク買取を明記しているスマホ買取店を選ぶ
- 公式サイトで「壊れたスマホ買取」「ジャンクiPhone買取」と明記されている業者は、ジャンク査定の基準が整理されていることが多く、案内も分かりやすい傾向があります。
5-5. 古いスマホの買取と処分の考え方
発売から年数が経った古いスマホは、動作する状態でも通常のスマホ買取価格が数百円〜数千円程度になるケースが多くなります。
それでも、
- サブ機や子ども用としての需要
- 海外向けの需要
- 部品取り目的
などで、完全な0円ではなくある程度の査定額が付くこともあります。
もし買取額があまり付かない場合でも、
- データ消去を行った上で、自治体やメーカーの回収・リサイクル制度を利用する
- スマホ買取店や家電量販店の下取りキャンペーンを活用する
などの選択肢もあります。「価値がないはず」と決めつけず、一度査定だけでも相談してみると、想像以上の条件が出てくることもあります。
スマホ買取方法ごとの特徴(宅配・店頭・出張)
スマホを売る方法は、大きく分けて「宅配買取」「店頭買取」「出張買取」の3つです。
どの方法でもスマホ買取や査定は受けられますが、手間やスピード、スマホを送るときの安心感など、特徴が少しずつ異なります。
ここでは、それぞれの方法のメリット・注意点を整理して、どんな人に向いているかを見ていきます。
6-1. 宅配買取:自宅からスマホを送って査定してもらう方法
宅配買取は、スマホを自宅で梱包して送り、到着後に査定してもらう方法です。近年のスマホ買取では、このスタイルが主流になりつつあります。
宅配買取の流れ(一般的な例)
- 公式サイトからスマホ買取の申し込み
- 宅配キットを受け取る、または自分で梱包
- スマホ・iPhoneを発送
- 到着後に査定が行われ、メールやマイページで査定結果が届く
- 金額に同意すると、指定口座へ振り込み
多くのスマホ買取サービスでは、送料・査定料・振込手数料が無料になっており、スマホを送る前におおまかな査定金額を確認できる仕組みを整えています。
宅配買取のメリット
- 自宅からスマホを発送するだけで買取が完了し、店舗に行く必要がない
- 全国どこからでも申し込みでき、近くにスマホ買取店がない場合でも利用しやすい
- 忙しい人でも、自分のペースで梱包・発送の準備が進めやすい
宅配買取の注意点
- スマホの査定や入金まで、数日〜1週間ほど時間がかかることがある
- 本人確認書類のコピーや画像を提出する必要があり、古物営業法に基づいた手続きが必須
- 査定額に納得できずキャンセルした場合、返送料が自己負担になるサービスもある
宅配買取が向いている人
- 近くにスマホ買取店がない人
- 仕事や家事でまとまった時間が取りにくい人
- スマホ・iPhoneを複数台まとめて送りたい人
6-2. 店頭買取:店舗に持ち込んでその場で査定してもらう方法
店頭買取は、スマホやiPhoneを店舗に持ち込み、その場で査定と買取をしてもらう方法です。
家電量販店・中古スマホ専門店・リサイクルショップなど、多くの店舗でこのスタイルのスマホ買取を行っています。
店頭買取の流れ(一般的な例)
- スマホ・iPhoneと本人確認書類を持って店舗へ行く
- カウンターでスマホ買取を申し込み
- その場で査定が行われ、査定額を提示
- 金額に同意すれば、現金受け取りまたはポイント付与
イオシスやヤマダデンキなどの店舗型サービスでは、最短数分で査定が完了し、その場で現金化できるケースもあります。
店頭買取のメリット
- スマホをその日に現金化しやすい
- スタッフと対面で相談しながら査定を受けられる
- 査定額に納得できない場合、その場で持ち帰ることもできる
店頭買取の注意点
- 店舗までスマホを持ち込む必要があり、移動時間や交通費がかかる
- 混雑状況によっては、査定まで待ち時間が発生する
- 店舗ごとにスマホ買取の得意・不得意があるので、事前にiPhoneやAndroidの買取価格をWebで確認しておくと安心
店頭買取が向いている人
- その日のうちにスマホを現金化したい人
- スマホ買取の査定内容をスタッフに質問しながら進めたい人
- 近所にスマホ買取に対応した店舗がある人
6-3. 出張買取:自宅などに来てもらって査定してもらう方法
出張買取は、スタッフが自宅や指定の場所まで来て、スマホやその他の品物を査定してくれる方法です。
家電や家具のイメージが強いですが、スマホ買取を含めて出張に対応している業者もあります。
出張買取の流れ(一般的な例)
- Webや電話で出張買取を申し込み
- 日時・場所を予約
- 予約した場所にスタッフが訪問し、その場で査定
- 査定額に同意すれば、その場で現金受け取りまたは振込手続き
一部のリサイクルショップ系サービスでは、出張料・査定料無料をうたっているところも多く、スマホ以外の不用品と一緒に査定してもらえるケースがあります。
出張買取のメリット
- スマホや家電などをまとめて査定してもらえる
- 自宅から品物を運び出す必要がない
- 大量の不用品がある場合に手間を抑えやすい
出張買取の注意点
- 対応エリアが限られており、地域によっては利用できないことがある
- 自宅にスタッフを招くため、訪問時間帯や在宅状況の調整が必要
- スマホ単体より、「スマホ+他の品物」のように複数点をまとめて出したほうが利用しやすいサービスも多い
出張買取が向いている人
- スマホ以外に売りたい物が多く、自分で運ぶのが大変な人
- 家の片付けとスマホ買取を同時に進めたい人
- 高齢の家族の代わりに、不用品とスマホをまとめて処分したい人
6-4. 自分に合ったスマホ買取方法の選び方
最後に、ここまでの内容を踏まえて、スマホ買取方法の選び方をまとめます。
- スピード重視で、その場で現金化したい
→ 店頭買取が候補になります。査定後すぐに現金受け取りしやすく、iPhoneなど人気スマホなら所要時間も比較的短めです。 - 自宅からスマホを送りたい・近くに店舗がない
→ 宅配買取が利用しやすいです。スマホを梱包して送るだけで査定と買取まで進められ、全国対応の業者が多くなっています。 - スマホ以外の不用品もまとめて売りたい・持ち出しが大変
→ 出張買取を行うリサイクルショップや買取サービスを検討する価値があります。スマホと一緒に家電・家具・趣味の品などを査定してもらえることが多いです。
いずれの方法でも、
- 本人確認書類の用意
- スマホの初期化(iPhoneのアクティベーションロック解除など)
- ネットワーク利用制限の確認
といった準備は共通して必要になります。事前にスマホ買取店の案内ページを確認しながら、無理のない方法を選んでおくと、査定や入金までの流れがスムーズです。
スマホを高く売るためのコツ
ここからは、同じスマホでもできるだけ高い査定額を狙うための実践的なポイントをまとめます。少し意識して準備するだけで、スマホ買取の条件が変わることがあります。
7-1. 売るタイミングを早めにする
スマホやiPhoneは、新しい機種が出るたびに買取相場が少しずつ下がっていく傾向があります。
- 新機種の発表前後
- OSサポートの終了が近づいたタイミング
こうした時期は、全体的にスマホ買取の査定基準が見直されやすくなります。
「そろそろ買い替えようかな」と感じた時点で、早めに査定だけでも依頼しておくと、結果的に有利な条件になりやすくなります。
7-2. 外観をきれいに整えてから査定に出す
査定では、スマホの状態を確認する際に第一印象となる外観が重視されます。
- 画面の指紋や皮脂汚れをやわらかい布で拭き取る
- 本体のホコリを落としておく
- ケースや保護フィルムをいったん外しておく
こうしたひと手間で、見た目の印象が整い、「丁寧に扱われていたスマホ」と評価されやすくなります。
もちろん、キズやヘコミ自体が消えるわけではありませんが、同程度のキズでも見せ方で印象が変わるのは確かです。
7-3. 付属品・外箱を可能なかぎりそろえる
スマホ本体に加えて、次のような付属品が残っていれば、査定額がプラスされるケースがあります。
- メーカー純正の外箱
- 充電ケーブル・ACアダプター
- 説明書・保証書(期限は過ぎていても参考になります)
- 付属のSIMピン・イヤホンなど
すべてがそろっていなくても問題はありませんが、「外箱+充電まわり」が残っているだけでも印象が変わり、中古スマホとして再販売しやすいセットとして評価されやすくなります。
7-4. SIMロック解除・ネットワーク利用制限の確認
iPhone・Androidいずれも、利用できる回線の自由度が高いスマホほど、再販しやすくなります。
- 可能であれば、事前に各キャリアでSIMロック解除をしておく
- IMEI(製造番号)をもとに、ネットワーク利用制限がかかっていないか確認する
SIMロック解除済みの端末は、「幅広いユーザーが使いやすいスマホ」として扱われやすく、査定額の面でも有利になるケースが多くなります。
7-5. データのバックアップと初期化をきちんと行う
スマホ買取では、個人情報を確実に守ることも大切なポイントです。
- 写真・連絡先・アプリなどのデータをバックアップする
- iPhone:iCloudまたはPC(iTunes / Finder)
- Android:Googleアカウント・クラウドサービスなど
- バックアップ後、各アカウントからサインアウトする
- Apple ID・Googleアカウント・サブスクリプション系アプリ
- 端末の初期化を行う
- 設定メニューから「すべてのコンテンツと設定を消去」等を実行
特にiPhoneの場合、「探す」機能(旧:iPhoneを探す)やアクティベーションロックが解除されていないと、査定・買取が止まってしまうことがあります。
事前に解除しておけば、スマホ買取店側の作業もスムーズになり、入金までの時間も短縮しやすくなります。
7-6. 1社だけでなく、複数の査定を比較する
スマホ買取では、同じスマホでも業者によって査定額が大きく違うことがあります。
- スマホ・iPhoneに特化した専門店
- ジャンク品を得意とする業者
- 一括査定サービス(複数の買取店から見積もりを取る仕組み)
それぞれの得意分野が異なるため、1社だけで判断せず、最低でも2〜3社の査定結果を比較してから判断するのがおすすめです。
オンラインの簡易査定やメール見積もりを活用すると、「どこに申し込むとスマホ買取の条件が良さそうか」を事前に把握しやすくなります。
7-7. キャンペーン・ボーナス条件もチェックする
多くのスマホ買取店では、期間ごとにさまざまなキャンペーンを行っています。
- 対象機種の買取額アップキャンペーン
- 査定額◯円以上でボーナス上乗せ
- 複数台まとめ売りで合計金額アップ
- レビュー投稿や支払い方法指定によるポイント付与 など
こうしたキャンペーンを上手く活用すると、ベースの査定額にプラスしてスマホ買取の条件を良くできることがあります。
公式サイトや申し込み画面の案内を確認し、適用条件を満たせそうなキャンペーンがあれば一緒にチェックしておくと効率的です。
7-8. フリマアプリとの比較も念のため行う
スマホを売る手段としては、買取店を利用する方法のほかに、フリマアプリやオークションを使う選択肢もあります。
- フリマ:販売価格は高めに設定できるが、
- 出品作業
- 質問への対応
- 発送手続き
- トラブル対応
などの負担が増える
- スマホ買取店:買取価格は相場に合わせて決まるが、
- 手続きがシンプル
- 入金までの流れが分かりやすい
- 動作確認やデータ消去も含めて任せやすい
「多少手間をかけてでも自分で売りたい」のか、
「安心と手間の少なさを優先してスマホ買取店を利用したい」のか、という観点で比較し、ご自身に合った方法を選ぶと納得感が高くなります。
スマホ買取の流れと事前準備
実際にスマホを買取に出すときの全体の流れを知っておくと、手続きで迷いにくくなります。ここでは、多くのスマホ買取サービスに共通するステップと、申し込み前に整えておきたい準備をまとめます。
8-1. スマホ買取の基本的な流れ(宅配買取の場合)
宅配買取を例に、スマホ買取の一般的な流れを整理します。
- 買取業者を選ぶ
- 比較表やランキングを参考に、スマホ買取に強い業者を候補にする
- 「iPhoneが得意」「ジャンク品歓迎」など、自分のスマホの状態に合うサービスを選ぶ
- オンラインで申し込み
- 機種名・容量・色・状態などを入力して、事前査定や申込みフォームを送信
- 会員登録やメールアドレスの確認が必要なスマホ買取サービスも多い
- 宅配キットの受け取り・自分で梱包
- 業者からスマホ用の宅配キットが送られてくるパターン
- 自分で箱や緩衝材を用意し、スマホを梱包して送るパターン
- スマホを発送
- 指定の宅配会社で発送
- 追跡番号を控えておくと、スマホの輸送状況を確認しやすい
- 査定結果の連絡
- スマホが到着したあと、査定が行われ、メールやマイページで結果が通知される
- 「事前の目安価格」と「本査定の価格」に差が出た場合、その理由が説明されることもある
- 査定額に同意して買取成立
- 金額に納得できたら承認し、指定口座に振り込み
- キャンセルする場合は、スマホの返送方法・送料負担の有無を確認
この一連の流れは、ほとんどのスマホ買取サービスで共通しています。違いが出やすいのは、「査定スピード」「返送料の扱い」「キャンセル時のルール」などの細かい条件です。
8-2. 店頭買取の流れ
店頭買取は、スマホを店舗へ直接持ち込み、その場で査定・買取をしてもらう方法です。
- 店舗の場所・営業時間を確認
- スマホ・iPhoneと本人確認書類を持って来店
- カウンターでスマホ買取を申し込み
- 店内で待ちながら査定(混雑状況により待ち時間あり)
- 査定額の提示を受け、同意すれば現金受け取り
店舗によっては、事前にwebで仮査定してから来店できるところもあります。iPhoneなど人気スマホは査定基準が整っているため、短時間で買取が完了しやすいのも店頭買取の特徴です。
8-3. 申し込み前に用意しておきたいもの
スマホ買取をスムーズに進めるために、事前に次の項目をそろえておくと安心です。
- スマホ本体(iPhone・Android)
- 本人確認書類(運転免許証・マイナンバーカード等)
- 付属品(外箱・ケーブル・アダプター・イヤホンなど、残っているもの)
- 振込先口座(宅配買取の場合)
宅配買取の場合は、本人確認書類のコピーを同梱したり、画像をアップロードしたりする方式が一般的です。
8-4. スマホ買取前に必ずやっておきたい設定
スマホを買取に出す前に、最低限ここだけは確認しておきたいポイントです。
iPhoneの場合
- iCloud・Apple IDのサインアウト
- 「探す」機能(旧:iPhoneを探す)のオフ
- すべてのコンテンツと設定の消去(初期化)
アクティベーションロックがかかったままだと、スマホ買取の手続きが止まることがあります。事前にロック解除まで済ませておくと、査定が非常にスムーズです。
Androidの場合
- Googleアカウントの削除・サインアウト
- 各種アプリのログアウト
- 端末のリセット(初期化)
どちらのOSでも、バックアップを取ってから初期化するのが基本です。買取店側でもデータ消去は行いますが、自分自身のプライバシー保護のためにも、出す前にしっかりリセットしておくほうが安心です。
8-5. 査定結果が想定より低かったときの確認ポイント
スマホ買取の査定結果が想像より低かった場合は、次の点を確認してみてください。
- 事前査定時の申告より、キズや不具合が多く見つかったか
- バッテリーの劣化・水没反応・分解歴など、減額項目が追加されていないか
- ネットワーク利用制限の状態(○/△/×)に変化がないか
- 付属品の有無が査定に反映されているか
内容を確認したうえで納得できない場合は、キャンセルもひとつの選択です。その際、スマホ返送時の送料負担がどうなるかは、各業者のルールを事前にチェックしておきましょう。
8-6. 初めてスマホ買取を利用するときの心構え
初めてスマホ買取を使うときは、次のようなポイントを意識しておくと、安心して進めやすくなります。
- 1社だけで決めず、2〜3社の査定を見比べる
- 相場の目安を知ったうえで、買取店のキャンペーンやサービス内容もチェックする
- 不安な点があれば、申し込み前に問い合わせる
ここまでの準備をしておけば、スマホ買取の申し込みから査定・入金まで、全体の流れをイメージしやすくなります。
スマホ買取でよくある質問(FAQ)
スマホ買取や査定について、よく迷われるポイントをQ&A形式でまとめました。
初めてスマホを売る方が不安になりやすい部分を中心に整理しています。
Q1. 分割払い中のスマホでも買取できますか?
A. 買取できる業者もありますが、ルールは必ず確認が必要です。
キャリアで分割払い中のスマホでも、「ネットワーク利用制限が○または△であれば買取OK」というショップもあります。
ただし、
- 料金未払いなどで「×判定(赤ロム)」になると買取不可
- 将来×になるリスクがある場合、査定額が低くなる
といった運用をしているスマホ買取店も多いため、
事前にIMEI(製造番号)で利用制限を確認し、各業者の規約に沿って申し込むことが大切です。
Q2. データ消去が心配です。スマホの中身はどうなりますか?
A. 多くのスマホ買取店は自社でデータ消去を行いますが、事前の初期化は必須です。
スマホ買取サービスでは、端末の買い取り後に専用ソフトなどを使ってデータ消去を行うのが一般的です。
とはいえ、個人情報保護の観点からも、出す前に自分で初期化するのが前提と考えた方が安心です。
- iPhone
- バックアップ → Apple ID・iCloudサインアウト → 「探す」をオフ → すべてのコンテンツと設定を消去
- Android
- バックアップ → Googleアカウント削除 → 端末リセット(出荷時設定に戻す)
この流れを済ませておけば、スマホ買取店側でもスムーズに査定と再度の消去作業に進めます。
Q3. iPhoneとAndroidでは、どちらが高く売れますか?
A. 一般的には、同じ発売年ならiPhoneの方が買取相場が安定しやすいです。
中古スマホ市場では、
- iPhone:世代が進んでも一定の需要があり、相場の落ち方が緩やか
- Android:メーカー・シリーズごとに差が大きく、値下がりが早い機種もある
という傾向があります。
ただし、最新のハイエンドAndroid(Pixel・Galaxy・Xperiaなど)は別枠で人気があり、スペックや状態次第ではiPhoneに匹敵する査定になることもあります。
スマホ買取に出すときは、「機種の人気」「発売からの年数」「ストレージ容量」「状態」をセットで見るのがポイントです。
Q4. 何年前のスマホまで買取できますか?
A. 多くのスマホ買取店は、発売から数年以内のスマホを主な対象にしていますが、古い機種でも相談可能な場合があります。
目安としては、
- iPhone:おおむね5〜7年前くらいまでのシリーズがスマホ買取のメイン
- Android:モデルやブランドによって幅があるが、3〜5年程度が中心
というレンジで買取を行っているところが多いです。
それより古いスマホでも、
- サブ機・子ども用・海外向け需要
- 部品取り用のジャンク品
として価値がつくケースがあります。
「さすがに古すぎるかも」と思うスマホでも、ジャンク品扱いで見てもらえるスマホ買取店に一度相談してみる価値はあります。
Q5. 壊れたスマホでも送料は無料になりますか?
A. スマホ買取サービスごとのルール次第です。
宅配買取では、
- 端末の状態にかかわらず、送料・査定料・振込手数料が無料
- 買取不成立やキャンセル時の返送料のみ自己負担
というパターンがよくあります。
壊れたスマホを送る場合は特に、
- 送料が常時無料か
- キャンセル時の返送料は誰の負担か
を事前に確認してから申し込むと、査定額と実際の手取りのギャップを防ぎやすくなります。
Q6. スマホを買取に出すとき、箱や付属品がなくても大丈夫ですか?
A. 本体だけでも買取できる業者がほとんどです。付属品がそろっていればプラス評価になりやすい、というイメージです。
- 外箱やケーブルが一切なくても、スマホ本体のみで査定・買取してくれるスマホ買取店が多数あります。
- 一方で、
- 外箱
- 充電ケーブル・アダプター
- 説明書・SIMピン
などがそろっていると、「再販しやすいセット」として扱われ、査定額が少し上乗せされることがあります。
手元に残っているものがあれば、まとめて同梱する方が有利と考えて問題ありません。
Q7. 初めてスマホ買取を使うので不安です。安全な業者の見分け方はありますか?
A. いくつかのポイントを確認するだけで、安全性は見極めやすくなります。
チェックしたいポイントの例は次のとおりです。
- 古物商許可番号が明記されているか
- 運営会社の所在地・連絡先(電話番号・メールアドレス)が掲載されているか
- 個人情報保護方針(プライバシーポリシー)が整備されているか
- データ消去の方法が具体的に説明されているか
- スマホ買取に関する口コミ・レビューが極端に悪くないか
特に、会社情報がはっきりしているかどうかは大きな基準になります。
不安がある場合は、全国展開しているスマホ買取サービスや、実店舗を持つチェーン店、一括査定プラットフォームなど、実績のあるサービスから検討すると安心感が高くなります。
Q8. どのくらいの頻度でスマホを買い替えると、買取的にお得ですか?
A. 2〜3年ごとの買い替えが、スマホ買取と実用性のバランスが取りやすいタイミングです。
- 1年未満:端末の残価が高い一方、買い替えコストも大きい
- 2〜3年:
- 性能的にはまだ十分
- バッテリーの劣化が少し気になり始める
- スマホ買取相場も比較的安定している
- 4〜5年以上:
- OSアップデートやアプリ対応で制約が増えてくる
- スマホ買取価格が一段下がる
「使い勝手に不満が出てきた頃」にスマホ買取を絡めて次の機種へ乗り換えると、総合的なコストを抑えやすくなります。